先日発表された調査で、日本のジェンダーギャップ(男女格差)は先進国中、最低だという。この記事を見たとき、私が長年イベントを行ってきて感じことを思い出した。
日本の女性はスピーチの際、非常に声が小さい方が多い。普段は活発な女性でも、不特定多数の方が参加している場面(例えば結婚式など)でスピーチの場面となると、かなり声が小さくなってしまう。これは何故だろうか?
私なりに分析してみると、「女性ははっきり意見を言うより、おしとやかな方が良い」的なヤマトナデシコ論が根底にあるのでないだろうか、と思う。特にそれが知らない方が多数いるような場面だと、顕著に現れる。
違った方向に目を向けてみると… 私の友人の女性には、バリバリ社会で仕事をするより、早く結婚して家庭に入り、専業主婦をしたい、という方も多い。家庭に入ってしまえば、そこは女性上位の家庭が多い(かかあ天下で夫婦円満!的な)。子供も母よりなイメージの家庭が多いだろう。
平日に街中のおしゃれなレストラン(少し高め)のランチを除いてみれば、専業主婦同士であろう方々の楽しそうなランチ会が客席の7割以上を占める。おそらく旦那さんは小遣い制でカツカツなはず(想像)。
一般的な会社に行けば、そこは昭和の男性社会が続いている所が多い。日本社会はなかなか変われない。しかし家庭に行けば、そこは女性上位。
女性側も、社会で成功するより、家庭に入ってゆっくりしたい、と言う方が多いのが日本のジャンダーギャップの一つの要因ではないだろうか。
男性側は、と言えば、結婚したら家族を養わなければ、と言うプレッシャーを関じる人の方が多いだろうし、「結婚したら妻に働いてもらって、俺は家庭に入って、子育てをする」なんて言ったら、「ん?ヒモか?」などと言われてしまうのが日本の現状だろう。
男女性差はあれど、家庭でも会社でもフィフティフィフティ。そんな社会が実現できれば最高だと思うが、現実はなかなか遠い。
とりあえず、女性の方はスピーチでもはっきり喋る方が良いと思う。多分、それで「おてんばだ」と思うような人はもういないと思う。
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